病室への出張

病室への出張

院内に美容室を開業している大きな病院などでは、ただ開業しているだけではなくて患者さんの病室にまで出向いてサービスをする様なシステムを持っている所もあるようです。患者さんと言ってもみんなが車いすで出向くことができるような方ばかりではないでしょう。なかなか座ることが難しいような患者さんであっても、ヘアスタイルを整えたい、髪を丁寧に洗ってもらいたい、などの希望を持っている人もいるかもしれませんね。またウィッグを付けたいけれども、美容室や相談室まで出向くことが難しい、と言う人もいるかもしれません。そういう人たちにとって病室まで専門家が来てくれる事はとても嬉しい事ですね。介護美容師と言う仕事をしている美容師さんもいます。例え院内に美容室が無くても、そういう自分で動くことが難しい人たちのために美容師として院内や病室まで出向いてくれる美容師さんの事です。そういう方々の多くは介護の資格も持っている方が多く、寝たきりになっている患者さんであっても上手く支えてくれたりするものです。例え病気を抱えていても、特に女性の方はいつでも自分の身体がどんな状態でも少しでもキレイでありたい、と言う気持ちを持ち続けているものです。またそういう気持ちを持ち続ける事が、病気に打ち勝つひとつの心の支えとなっている事でしょう。重い病気を抱えている人にっとって最近言われているのが「QOL」と言う考えかたらしいですね。QOLというのは「Quality of Life」の略で、その患者さんの病気そのものではなくて、病気と共により良い生活を送るための対処の事をいう様です。髪の毛の悩みもその一つでしょう。髪の毛が薬の副作用などで少なくなってくる、と言う事は女性や若い患者さんにとってはとても心が折れそうになるような事態です。そういう暗い気持ちになるだけでもその患者さんの生活は辛いものになります。そういう辛い気持ちを少しでも上向きにするためにはどうしたらよいか、と言う事を考える事なんですね。ですから例えばウィッグを着けるかどうか、と言う事ももちろん対策の一つですが、患者さんに対してそういう悩みを抱えながらも居心地良く過ごす事が出来る場所を提供する、という意味でも院内美容室は一役買っていると言えるでしょう。そういう悩みを素直に話せる場所だったり病室とは雰囲気の違う癒されるような空間へ無理をしないで出向くことができるのは、良い気分転換にもなります。必要ならばヘアスタイルを整えたり、ウィッグを使う事を相談してみたり、と患者さんが前向きになれるような場所です。美容に関する事、というのは健康な人にとっても病を抱えている人にとっても明るい希望を持たせる場所なのかもしれませんね。富里 美容院