町の美容室には行きたくない

町の美容室には行きたくない

中高年の方たちに、今の美容室が若者向きだから入りにくい、と考えるならば、町の地域密着型の美容室に行けばよいではないか、と思うかもしれませんが、おそらく中高年の方たちの想いはもっと複雑です。そういう美容室に通っている人の多くは、若いころからその美容室に通っていて、おそらくその店の美容師さんと共に年齢を重ねてきた人たちなのだと思います。ですからその美容室の様子もその美容師さんが年齢を重ねるごとにそれなりの趣になってきている訳ですね。つまりお客さんも、美容師さんも、美容室も年月を重ねているので常に自分の年齢と合った美容室となっている訳です。ですがイマドキの美容室はその美容室の美容師が年を重ねて引退するまで同じスタッフでやっている、なんてことはほとんどありません。若い美容師がどんどん入ってきたり、そこそこの年齢になったら店長がまた若い人に変わったり、とお店は変わらなくてもどんどんスタッフが変わるので、いつまでも若い人向きの美容室であり続けるんですね。そうなってくるとお客さんだけが年齢を重ねてしまい、なんとなく違和感を持つようになって自分に合う美容室を探し始めるのでしょう。ですがそうなった時に町の個人美容室に行くには、あまりにもその雰囲気の差があり、自分はまだそこまでの年齢ではない、そういう美容室にも抵抗がある、という人も少なくないのではないでしょうか。近年外国人旅行者たちの日本での過ごし方が変化してきています。かつて旅行と言えば「どこに行こうか」と言う事がメインに考えられていましたが、日本にやってくる外国人たちの間では「日本で何をするか」と言う事がメインに考えられるケースが増えてきたんですね。その一つが「買い物」ですがその他に「美容体験がしたい」という外国人が増えていると言われています。これはひとえに日本の美容技術が諸外国からも認められるほど高い技術力を持っている、という事になると思われます。もっとも日本の美容技術をわざわざ外国人観光客に売り込むような事はほとんどしていないと思います。おそらくネット社会が到来したことで、日本に住んでいる外国人たちが自分たちの経験を発信したことで、日本での美容部門のレベルの高さが各国に知れ渡るようになったのだと思います。ですからある調査では日本に来たら何をしたいか、というアンケートの中で、「世界遺産を巡りたい」という回答よりも「日本の美容室に行ってみたい」という回答の方が多かった、という話もあります。またそういう人たちの特徴として日本へ来ることを繰り返す、いわゆるリピーターが増えている、という事があるようです。これは日本の美容業界にとっては、想像しなかった現象なのかもしれません。小倉 美容室